小野寺防衛大臣が翁長知事と面談

小野寺防衛大臣が、14日、就任後初めて沖縄を訪れました。翁長知事との面談では、県側の要望に対し、これまでの政府見解を繰り返すに留まりました。

面談では、冒頭、県側から大臣就任の花束を贈られ、不意を突かれた様子の小野寺防衛大臣。笑顔を見せたのもつかの間、オーストラリア沖でのオスプレイの墜落事故を巡る政府の対応に、翁長知事からは「政府が、運用上必要という米軍の言葉で、すぐ飛行を容認したのは、県民国民の命を守る意味では、大変残念だった」と厳しい指摘が。

これに対し小野寺防衛大臣は、「我が国の安全保障に大変重要な装備だ。米側には、繰り返し安全な飛行を求めたい」と応えました。

また、こうした中、北海道での日米共同訓練でオスプレイの飛行が見送られていることについては、翁長知事からの「なぜ沖縄で毎日飛んでいるのに、北海道では、4日間自粛をしているのか?」という質問に対し、小野寺防衛大臣は、「普天間のオスプレイは、一度、(青森の)三沢に来て、今は(山口の)岩国の方にかなりの部分が駐留している。沖縄の負担軽減のために、この訓練をなるべく全国でやりましょうと。今後、北海道で、オスプレイの訓練をするかどうかは、日米で調整する中で決めたい」と述べました。

県民の不安をよそにあくまでも基地負担の軽減のためとする大臣に対し、翁長知事からは「私が(辺野古移設に)反対しているから、5年以内の運用停止は出来ないのか?」と踏み込んだ質問も飛び出しました。

これに対し小野寺防衛大臣は、「辺野古への移設完了後は、普天間が返還されると。私どもは、必ずその方向に進めていく」と回答しました。

一方、県側が14項目の要請の中で求めた、嘉手納基地の旧海軍駐機場の使用や、パラシュート訓練の中止については、直前のアメリカ軍との面談の中で、「沖縄の気持ちを重く受け止めてほしい」と伝えたとしました。

会談後小野寺防衛大臣は、「ちょうどあさって16日に渡米をしまして、日米の2+2は2年ぶりだと思いますが、行なわれることになります。直接沖縄に訪問して知事をはじめ沖縄の県民の皆さんからの要望を受け止める、それが前提だと思っておりましたので、私の大臣での訪問で真っ先に今回は沖縄に来させて頂きました」と述べました。