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旅立ちの春 高校卒業式

「別れの春、旅立ちの春」生徒たちの表情は様々でした。県内60の公立高校で卒業式が行われ、約1万3500人が学び舎を後にしました。

このうち西原高校では保護者や在校生の温かい拍手に迎えられ、313人の卒業生が入場しました。

卒業証書授与では、在校生たちが合唱で花を添え、卒業生たちは気持ちのひき締まった表情で卒業証書を受け取っていました。

卒業生は「みんなのお陰で最高の高校生活を送れました。みんなのことが大好きです。本当にありがとう」と話しました。

式の最後。みんなで制服のブレザーを投げると同時にくす玉が割れ、卒業おめでとうの文字が踊りました。

卒業生は「一番の思い出は野球部のみんなと過ごした日々です。お母さん、お父さん18年間ありがとう!」「(Q.1番の思い出は)今年の春高バレーに、出場してチーム一丸となって戦ったことです。おさむ先生、とうま先生、3年間ありがとうございました」などと話していました。

仲間と過ごした3年間は、卒業しても続く固い絆となりました。

一方、県内最多の生徒数を誇る那覇高校では440人が卒業。花道には卒業生や集まった人たちの感謝の想いが溢れていました。

孫に花束を持ってきた祖父は「6人の(孫の)一番上。初孫。良いように育ってくれて感謝しています」と話していました。

中には小学校から12年間、1日も休まず、学校に通った生徒もいました。

「小学校の時、皆勤賞を達成した時に続けて頑張ろうと思って。自分ひとりでは12年も学校を元気に通うことができなかったと思うので周りの人に感謝しています」

「部活には、3年間ぶつかってきたけど、最後には良い結果を残せたのでありがとうございますと言いたいで」と話していました。

感動の涙に包まれたのは、宮古高校の卒業式。「競い合える仲間に出会うことができました」「これからもずっと大切にしていきたいです」と話していました。今年は274人が学び舎を巣立ちました。

卒業生は「友達みんなと離れると思うとちょっとどんどん泣けてきてやばかったです。将来は整備士になりたいので、ちゃんと勉強して、しっかりとした整備士になりたいです」などと話していました。

最後はこちら、笑いいっぱいの八重山高校の卒業式です。「育美先生、あなたに出会ったのは3年前、いつも明るく満面の笑みから出される宿題の山」「時に私たちに叱咤激励してくれましたね、先生の演技最高でしたよ」「そんなあなたは1組のお母さんです!つまり(去年結婚した知念昌平)先生は私たちのお父さんです」などと話していました。

卒業生は「(卒業は)ちょっと悲しいですけど、でも嬉しい気持ちもあります。「国際的に活躍できる人間になりたいです」と話していました。