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Q+リポート ワンボイス 歌う喜びを届けたい

先月、浦添市の一角。耳を澄ませると、歌声が聞こえてきます。

この日、ある合唱団が初めての練習に臨んでいました。平均年齢は71歳。シニア合唱団「ワンボイス」です。

どんな歌を歌っているのかと思いきや…。歌っていたのは、ロックバンドのヒット曲!

実はこのワンボイス、お年寄りといえば演歌や民謡が定番…、そんなイメージを覆し、ロックだって何だって歌っちゃおうというコーラスグループなんです。さらに歌うのは、日本の歌だけではありません。

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仕掛け人はこちら。元ミュージシャンの狩俣秀己さん。誰にでも「歌」に夢中だった時があるはず。今改めてそうした歌の力を感じてほしいと話します。

コーラスディレクター・狩俣秀己さん「歌で励まされた思い出がずっと箱の中とか宝箱にしまってる感じで。そういう人たちを集めて、何か元気がつくような歌、僕らが聴いてた歌を若い人たちが聴いてる歌を歌ったらかっこいいんじゃないかというか。みんなを元気づけるんじゃないかと思って」

もちろん一筋縄ではいきません。グループのメンバーは会社経営者やカフェの店員、ウエイトリフティングのコーチなど様々。慣れないリズムに四苦八苦しています。

宮城さん「ツイスト&シャウト(笑)。ヒーウィーゴー。カモンカモンカモンベイビーナーん?」

前花さん「民謡は大体下から下がったら上に上がるかなと思うんだけど、若者の歌はまっすぐしたり急に下がったり、そういうとこがなかなか難しいです」

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河邊さん「すぐ忘れるの。まだ頭がね、もうひとつ稼働してくれないわけ~」

歌にダンスに奮闘する姿は、みんなで歌うことの楽しさを呼び起こしてくれます。

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歌の講師・ケリー陽子さん「歌っているときの笑顔を見て、私のほうが元気をいただいている感じです」

宮城さん「コーラスということで、単独ではないのでそれでも楽しいし、自分の声を通じて喜びを伝え与えることができたらOK!それで良しという風に目標もってやってます」

屋良さん「年寄りががんばってるのを若い人たちが見てぜひファイト出してもらいたい。そういう風に思います」

若者もシニアも一緒に歌う喜びを伝えたい。ワンボイスの挑戦は始まったばかりです!

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