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16-02-05-04

「ピンポンパンポン。訓練、これは試験放送です。」お聞きいただいたのは総務省消防庁が実施したJアラート訓練の合成音声です。

北朝鮮による、事実上の長距離弾道ミサイル発射通告を受け、5日、緊急情報を伝える訓練が行われました。

午前11時、Jアラート=全国瞬時警報システムを使って、総務省消防庁から地方自治体に緊急情報を伝えるテストが行われました。

情報は全国に送信されましたが、特に、ミサイルの飛行ルートになる可能性が高い沖縄県では、石垣市や宮古島市など、全41市町村で防災行政無線などを通じて住民に情報を伝える訓練も実施されました。

防災無線からは「訓練、これは試験放送です」と放送がありました。那覇市市民防災室金城竜人室長は「発射から着弾まで20分といわれていて、限られた時間なので、発射される前に、情報が入ったらすぐ、屋内に避難するように、周知をこれから徹底していきたいと考えています」と話していました。

沖縄県によりますと、県内41市町村の内、与那原町で防災行政無線の音声が出ないトラブルがありましたが、その他の市町村では正常に作動したということです。

一方、県庁では県の対策本部会議が開かれました。この中で翁長知事は「集中力を持続して取り組んでほしい」と万が一に備えた対応を呼びかけました。

政府によりますと、県内に落下することは通常起こらないということです。知事は平常通りの生活を続けると同時にもしも万万が一、何かが落下した場合は不用意に近づかず警察や消防へ連絡してください。と呼びかけています。