Q+リポート 沖縄の高校教師 アフリカで野球の魅力を伝える

みなさん、ザンジバルという地域をご存知でしょうか?こちら、アフリカ東海岸にあって、現在はタンザニアに属している、面積は沖縄よりも少し大きい地域です。

この沖縄から遠く離れた場所で、野球を教えている県出身の高校教師がいます。野球をまったく知らない子ども達への指導を通して、感じること、思うことを伺いました。

Q+リポート 沖縄の高校教師 アフリカで野球の魅力を伝える

上原拓さん「みんなおはよう。今日はカメラマンが撮影しているけど、カメラに向かってピースとかするんじゃないぞ。僕らはいつも通りに練習するだけだ。いいか?オッケー、じゃウォーミングアップを始めよう」

子ども達にスワヒリ語で野球の指導に汗を流しているのは具志川商業高校の教師・上原拓さん。青年海外協力隊の一員として去年6月にザンジバルに赴任。野球知らないザンジバルの少年たちに、野球の魅力を伝えています。

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上原拓さん「彼らは野球を見たことがないので、どう説明をしていいかわからなかった。だんだん自分が捕れる、投げられる、しっかりボールを打てる、バットに当たるという数が増えてきて。毎週の練習が楽しみになって野球が好きになってという変化は見えてきた気がします」

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最初は野球道具もほとんどなく、バット1本で練習していたという上原先生。そこに、この活動を支援しようと県内の高校球児から古くなった野球道具およそ1600点が送られました。

上原拓さん「沖縄の皆さんからいただいたグローブのおかげで充実した練習ができています。最近は道具を並べられるようになりました」

上原先生は、毎日が予想外の展開だという反面、少しずつ環境が整いつつある中で、ザンジバルの子ども達から学ぶことも多いと話します。

上原拓さん「一番思うのは、彼らは野球がやりたくて10キロという道のりを歩いてきたり、牛の散歩を終わらせてグラウンドに集まったり。そういったハングリー精神というのは日本の高校生には見られない部分じゃないかなと思います」

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上原先生の活躍は今年月、ついにザンジバルに野球連盟を設立させるまでにいたりました。

アフリカの大地に沖縄から野球が伝わり、さらに野球を通し得られる大切なものを上原先生は伝えたいと言います。

上原拓さん「ここで野球が始まって、この島に野球が根付いた時、野球から色んなことを学んだ子ども達が大人になった時、はザンジバルのために何か貢献できる人間になってくれるだろうって」

上原先生の次の目標はザンジバルで野球大会を開くこと。その基盤を作ろうと、来年3月の任期まで奮闘を続けます。

上原先生は沖縄に帰ったらザンジバルで見てきたことを飾らずに高校生たちに伝えたい、若い時期に世界に目を向ける手伝いがしたいと話していました。