15-01-27-04

県は26日、辺野古の埋め立て承認を検証する委員会を設置し、その結果が出るまで工事を見合わせるよう申し入れました。しかし27日朝、大浦湾に姿を見せたのは、巨大なクレーンを積んだ大型の台船でした。

中村誠カメラマンは上空から「キャンプシュワブの上空です。工事に使われるとみられる大型の作業船が確認できます」とリポートしました。

大浦湾の海上には、27日7時過ぎ、水深の深い場所を掘削するための大型台船2隻などが停泊しているのが確認されました。夜中の内に移動してきたものとみられ、船上では、ブルーシートを広げたり、ロープをひっぱたりする作業が行われていました。また午後からは、コンクリート製のブロック状の石材を海に投入する作業が行われました。

翁長知事は、26日に発足させた検証委員会の結果が出るまで辺野古での作業を見合わせるよう、沖縄防衛局に要請したばかりでした。

中谷防衛大臣は27日、会見に臨み工事を止めるつもりはないのかと聞いた記者に対し「はい、一日も早く普天間飛行場が移設できることが、私たちは今唯一の解決手段であると認識しています」と答えました。

また翁長知事はこの作業について「やはりかという感じがあります。しかしながらこれは大変残念なことなので、これからの対応策と言いますか、私たちも県の方もできる限りのことをして対処していきたい」と話していました。

一方、地元名護市の稲嶺市長は27日、県民の意思を無視していると政府を批判しました。「本当にその法治国家というところで民意を全く無視するようなことが、本当に法治国家としてあるべき姿なのか」

国の作業続行について市民はそれぞれ「(国は)民意も尊重して頂きたいなと思っています」「前の知事が承認、今の知事は止めてくれ。流れがあるからどうしたものかと。即答はできないですね」「人間同士ですからね。もうちょっと沖縄県民を大切にしてもらいたいですよね」「もう国には刃向かえないと思っています」といった声が上がっていました。

選挙結果にも、新知事の要請にも耳は貸さずそして、知事にも会わない。政府の姿勢は露骨に、そして日増しに頑なになっています。