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10人という少ない部員数でつかんだ初勝利。歴史的快挙を遂げた宮古総実が3回戦に挑みました。

2回戦で、今大会秋の第1シード沖縄尚学を倒し大金星を挙げた宮古総合実業!チーム結成から7年にして初戦を突破した勢いに乗っての勝利でした。

部員数はわずかに10人。ギリギリでの大会参加。第一シード、沖尚を倒したことで世間の注目が高まる中、試合前日、彼らは初めて試合をするコザしんきんスタジアムを訪れました。

友利捕手「(Q.どうでした、球場見て?)そんなにセルラーと変わらないのであまり緊張はしてないです。(Qちなみに今のインタビューは緊張していますか?)今はもうバリバリ、緊張MAXです。」

慣れないテレビ取材にやや緊張気味の選手たち。それでもホテルに戻れば、2年生2人、1年生8人、人数が少ないからこその家族のような仲の良さが伺えます。

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根間主将「(人数)少ないんですけど、みんな元気があって、笑い声が絶えないですね。コミュニケーションが取れるので、先輩後輩(関係が)あったほうがいいんですけどその間も薄くて、楽しくできています。今ベスト16なので、しっかりベスト8に入って、21世紀枠も狙えるように一試合一試合こつこつと自分たちの野球で勝ち上がっていきたいです。」

絆で勝ち上がってきた宮古総実。その力を発揮したのが2回、エラーが続き1点を失い、なおもピンチが続きます。ここで、セカンド川満朋哉。チームみんなでこの回を最少失点で切り抜けます。

追いかける宮古総実は4回、好プレーを見せた川満、そして新城吏基。2本のヒットで反撃のチャンスを作ります。しかし、名護・當山昇平の前にあと1本が出ません。

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すると、流れを掴めない宮古総実に名護打線が襲い掛かります。5回、名護・二番眞栄田から打線が爆発、この回6安打を浴び、一気に6点を奪われます。

根間主将「絶対に勝ってやろうと。打たせても守るからと言ったんです。」

コールドゲームまであと1点となった6回。1アウト3塁のピンチ。

友利叶夢投手「悔しかったです。1勝2勝もしたんでこれからも、この1勝2勝の勢いを胸に刻んで、次の大会でもどんどん1勝を積み重ねていきたいです。」

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根間主将「少ない人数でもできることはあるんだと周りに見せつけられるように、自分たちのプレーをしっかりやって、次の大会でも勝ち進んでいきたいです。」

一方、その他の3回戦も白熱。セルラースタジアム那覇で行われた、首里対北中城。前の試合で延長15回を完投した、首里のエース・中真慶大が圧巻のピッチング。

首里の打撃陣も3回。我那覇有紀のレフト前タイムリーで先制すると、4番佐久田・5番田上と次々に点を重ね、この回4点を奪います。

リードをもらったエース中真は最後まで安定した投球で北中打線をヒット1本に封じ、7-0のコールドゲーム。頼れる左腕が首里を3年ぶりのベスト8に導きました。

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