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アメリカ軍キャンプシュワブのゲート前に27日夜、新たな柵などが設置され、翌28日には反発する市民らと警官隊がぶつかるなど騒然としています。

27日午後8時過ぎ、キャンプシュワブの2つのゲートが突然、機動隊によって封鎖されました。ついたてで隠しながらの封鎖は夜通し続き、一夜明けるとそこには、反対派の進入を防止するためのものと見られる新たな柵が設置されていました。

沖縄防衛局は、「工事の本格化に伴い、多数の車両の出入りが想定されるための措置」と説明しています。こうした動きを受け、ゲート前には28日朝、これまでで最大規模の市民らが集結。道路に座り込んだりトラックの前に立ちはだかるなど、騒然としています。

基地建設に反対する市民は「もともとここは沖縄の人から奪った土地ですけど、そこにこういう勝手に物々しい柵を設置して私たちの声を上げさせないようにするって許せないと思います。」「今きょう見たみたいに、住民の反対運動を力づくで排除してでも基地はつくるんだという国の防衛局のやり方はもう民主主義じゃない」と話していました。

一方、シュワブ沿岸部では、浮き桟橋1本が完成。桟橋を守るように待機する海上保安庁のゴムボート部隊と市民らのカヌー隊がにらみ合い、海上でも緊迫した状況となりました。