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仲井眞知事に辺野古ボーリング前の慰霊の日ですが…と尋ねると「一言も何もノーコメントです。」

仲井真知事の埋め立て承認後初めて迎えた慰霊の日。2014年は式典の前から平和宣言に「県外移設」を盛り込むか削除するかでもめましたが、結局与党内からの声もあり、こんな形で落ち着きました。

仲井眞知事は「普天間飛行場の機能を削減し、県外への移設を始めとする、あらゆる方策を講じて、喫緊の課題を解決するため、全力を注がなければなりません。」

式典に訪れた人は「最初は県外移設、また承認、また県外移設、しょっちゅうコロコロ変わっていますよね。」夫は「政府の仕事だからね、何とも言えない。」と話し妻は「いくら政府の仕事であろうが、やっぱり親を亡くし兄弟を亡くした人たちにしては、絶対反対」と言います。

式典に出席した安倍総理は。「基地の負担を能うる限り軽くするため、沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、できることは全て行う」と話しました。こうした中、辺野古では22日、基地建設に向けたボーリング調査の準備とみられる動きが確認されました。

一方、調査を前に、日米がすでに立ち入り制限にすることで合意した辺野古沿岸部の海の底では。間もなく孵化するトウアカクマノミの卵が。必死に命をつなごうとしている姿が見られました。

辺野古で座り込みを「今回の方が私たちの闘い、大変かもしれませんが、海に手は付けさせないということは、ずっとやってきたことですし、これからも止めていきます」と話します。

辺野古への基地建設反対を掲げ次の知事選で出馬が取りざたされている翁長那覇市長。選挙については、具体的には語りませんでした。

翁長市長は「県民は米軍の負担というものに対しては本当にもう悲しい思いをしてるとおもいますね。そういう中でみんなで力を合わせてやれるようになればいいなという気持ちですね」と話していました。

沖縄にとって特別な意味を持つ慰霊の日。しかしこの日を境に辺野古への基地建設は大きく進められようとしています。