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さぁ、めざせ甲子園はきょうの抽選会で大会3日目に北中城との対戦が決まった陽明高校です。

めざせ甲子園!(7) 陽明高校 野球ノートが結んだ絆

春の県大会で学校史上初のベスト8に進出した陽明。その活躍の陰にチームの絆を深める野球ノートの存在がありました。陽明高校野球部。今年春の県大会、前進の大平高校時代を含め、36年の歴史の中で初のベスト8に進出。夏につながる結果を残し、注目されるチームだ。

春ベスト8の立役者はエース具志堅光(ひかる)4試合中、2試合で完封ピッチングを披露。他にも、左腕伊禮希一や、2年生の吉味雄也など、3人の投手がマウンドを守る。練習中、切れ目ない声が、グラウンドやベンチから聞こえてくるチームが今、夏に向け、一番心を砕いているのは互いのコミュニケーションだ。

具志堅光投手「試合でもしっかり指摘し合える、強く言えるような」

めざせ甲子園!(7) 陽明高校 野球ノートが結んだ絆

思っていても伝えられない言葉。それは、チームが越えられない「壁」でもあった。しかし、そんな彼らを変え、春ベスト8の躍進の原点になったのがこの「野球ノート」だった。

下地魁斗捕手「みんな正直な気持ちを書いていると思うので良いなというのは感じていました」

「野球ノート」は、監督と選手のコミュニケーションや、選手自信が自分を客観的に見つめ直せることから、今では多くの野球部が取り入れているが、陽明の野球ノートは、他のチームとは違い、監督だけでなく、部員全員で交換する「野球ノート」だった。

上江洲聖「勇気づける言葉とか書いていたので、夜ノートを見ながらそう思っているんだなと感じました」

めざせ甲子園!(7) 陽明高校 野球ノートが結んだ絆

また、ノートの交換は野球部だけに、とどまらない。「あなたが今、野球ができるのは、今までもこれからもたくさんの人達の助け、応援があるからこそです。それを心にとめて忘れずに・・・・母より。」

そんな「野球ノート」に「悔しい」と書き綴った選手がいた。新垣航大(こうだい)くん。秋はレギュラーで出場したが、春の県大会では控え選手にまわり試合には一度も出る事がなかった。

新垣航大くん「(春の活躍を横目で見ながら勝ったのは嬉しかったが)自分はチームのために貢献しているのかとか、いろいろ考えて」

自分の存在意義とは何なのか。悩んだ新垣くんだったが、そんな彼を勇気づけたのもまた、「野球ノート」だった。

めざせ甲子園!(7) 陽明高校 野球ノートが結んだ絆

ノートの中身古羽蔵晋輔くんの書き込み「チーム一人一人のモチベーションをあげてくれる存在だと感じている」「最後に夏みんなでベンチに入って・・・」「がんばっていきましょう」

思いを言葉にし、心を伝えることで、チームはひとつになる!より高い夢の舞台をめざし、陽明の夏がやってくる!

新垣航大外野手「この最高のプレーで、チームで一つ一つ上へ、勝ち上がれたら良いと思います」

新城太星遊撃手「最後に笑ってこの3年間野球してきて良かったと思えるような大会にしたい」

めざせ甲子園!(7) 陽明高校 野球ノートが結んだ絆

親里健弘主将「1試合1試合を勝つことを目標にしているので先の試合ではなく一戦一戦やりたいと思います」

下地魁斗捕手「甲子園というのをしっかり目標にしているので、一人一人が最後なんだって自覚を持って、全員野球で戦っていきたいです」

絶対甲子園いくぞ!お〜最高やさに〜!

あすは学生監督とともに挑む夏、沖縄高専です。

めざせ甲子園!(7) 陽明高校 野球ノートが結んだ絆