アメリカ軍の艦船によるはえ縄切断の被害を訴えている県近海鮪漁協は、被害を受けた当日の現場の様子を撮影した動画を公開しました。

映像が撮影されたのは、5月21日で、沖縄本島の南方およそ130キロの公海上です。はえ縄漁をしていた漁船のすぐそばを、アメリカ海軍の音響測定艦が、長いワイヤーを垂らしながら航行しているのがわかります。

漁協によると、縄を上げている時に艦船に漁具が引かれたため、自ら縄を切ったということです。県近海鮪漁協は、県などと共に沖縄防衛局や外務省沖縄事務所に被害を訴えましたが、これまでのところ回答はないということです。

現場は公海上のため日米地位協定の対象とはならず、また水産庁漁業調整課によりますと、相手が明確な場合には当事者同士で解決策を話し合うことになるとしています。

県近海鮪漁協の我如古清組合長は、「被害額がどの程度になるか、現段階では分からない。コメントできる段階ではない」と憤りをあらわにしています。