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Q+リポート 3日攻防に突入した沖縄市長選挙

こんにちは4月25日金曜日のニュースQ+です。

いよいよ日曜日に迫った沖縄市長選挙。両陣営ともに、秋の県知事選挙も睨み熱を帯びてきています。3日攻防に突入した、両陣営を取材しました。あさって投開票される沖縄市長選挙。現市政の継承か刷新か。

秋の県知事選挙を見据え注目を集める新人2人による一騎打ちの選挙戦は激しさを増しています。

沖縄市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、前の県議で自民、公明が推薦する桑江朝千夫さんと、前の副市長で、社民、共産、社大、生活が推薦する島袋芳敬さんの2人です。

桑江朝千夫さん「沖縄市を元気にする。こういうビジョンを打ち立てている。これを政府が後押ししてくれる。こういう約束が出来る男なんです」

市政刷新を訴える桑江さんは、国や県とのパイプを強調したうえで、疲弊した沖縄市の経済を復活させると主張。おとといも、人気度が高い小泉進次郎政務官が街頭での応援演説に立ち、終盤に向けて、女性を中心に無党派層や若年層の浸透を図っています。

小泉進次郎政務官「14.5%という沖縄県内でも高い失業率を下げていく、そのとうとうチャンスが桑江さんにやってきたんです」

秋の県知事選挙に向けて、決して負けられないと、告示前から仲井眞知事を囲み建設業者を集めた会合を開くなど組織力を前面に出した総力戦を展開しています。

一方、2期8年間の東門市政の継承を訴える島袋さん。沖縄市が嘉手納基地を抱える自治体三連協の一つでもあることから、基地問題を積極的に争点化。名護市長選挙での勝利の流れを止めてはいけないと、党派を超えた選挙戦を展開しています。

島袋芳敬さん「これ以上の基地負担は許さないという姿勢で、今回立候補をしております」「街づくりのビジョンというのは東京の誰かが作るわけじゃありません」

政府のいいなりではなく、市民が主体となった街づくりをしようと訴え、選挙終盤の昨日は、市内の建設業者を集めた会合を開き、郷友会や経済界からの協力も得ながら、一部保守層の取り込みも図っています。

平良朝敬さん「政権が変わるたびに全部潰されていってつながっていかないと。それは一番どこに負担が。市民の生活に一番支障を来すわけです」「しっかりバトンタッチして市民のためのサービスをこれからやる。大変すばらしいことだと思っています」

沖縄市選挙管理委員会によりますと、有権者の数は、10万3178人で、きのうまでに有権者のおよそ6.3%にあたる6,494人が期日前投票を済ませ、前回より2.5ポイントほど上回っています。

沖縄市長選挙は、あさって投開票されます。