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東日本大震災から11日で3年が経ちます。あの日、茫然とテレビの緊急ニュースを見たことを思い出します。11日県内でも各地で、地震が発生した午後2時46分に合わせ、犠牲者への黙とうが捧げられました。

「黙とう」午後2時46分、県庁では館内放送で1分間の黙とうが呼びかけられ、被災者支援の窓口となっている防災危機管理課をはじめ、全職員が犠牲者の冥福を祈りました。

同じ時刻、那覇市消防本部でも追悼のサイレンが鳴り黙とうが行われました。また1771年の明和の大津波の被害にあった石垣市では、被災地の復興を願う鐘の音が鳴り響きました。

県によりますと、県内に避難している人は、2014年2月の時点で973人。内訳でもっとも多いのは、福島県の584人となっています。

県では、避難者が買い物や医療費などの割引を受けられる制度や民間住宅を借り上げ、無償提供する制度を継続する方針ですが、その一方で、2013年4月から始まった避難者がふるさとへ帰る費用を県が支援する制度の利用者数は、これまで41人に留まっていて、避難者が今もふるさとへ帰れない状況が続いています。