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知事の埋め立て承認で揺れる名護市で10日、改めて普天間基地問題を考え直すシンポジウムが緊急開催されました。

防衛問題に詳しい元内閣官房副長官補の柳澤協二さんは基調講演で「問題の本質は普天間の危険性の除去だったはずが移設問題にすり替えられた」と述べ「普天間はだめだけど、辺野古ならいいのか。つまり、より抵抗の少ないところ、より人数の少ないところに矛盾を集約していく」と話しました。

また柳澤さんは「抑止力という言葉がバカの壁になって、思考停止を招いている」と指摘しました。会場は千人以上が詰めかけ満席でした。