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竹下さん「子育てを楽しみながら身に着けさせる方法を思いつけば世の中を良くしていけるこれが弁当の日を思いついたきっかけです。」

先月24日。「弁当の日」を提唱する竹下和男さんの講演会が行なわれました。会場は父母や教育関係者で満席。今、県内でも注目を集める「弁当の日」。それは、13年前。当時、香川県の小学校で校長をしていた竹下さんが、食育の一環として始めたものです。

竹下さん「ほとんどの親が勉強やおけいこ事やその後の勝ち組になるための子育ての時間に使っているんですで結局勝ち組になったはずの子ども達は見事に大切なものを学んでいないまま大人になってしまったという現象。」

「弁当の日」とはただ、学校に弁当を持っていくということではなく。子ども達が自ら献立を考え、調理し、持っていく日。それを友達と見せ合うことにも意味があるといいます。

竹下さん「調理技術を身に着けようとしているだけだったら食べ物だけの話。人格がどのように形成されていくかと考えたときに子ども一人で弁当や家族の食事を作るようになっていく過程で家族に何が起きるのか友達同士にどんな関係ができるのかイメージできる。だから、たかが弁当されど弁当」

講演に合わせて、この日は子ども達の弁当作り教室も開かれました。子どもたちの創作意欲を掻き立てる、キャラ弁に挑戦です。

ほとんどの子が弁当作りは初挑戦。細かい包丁使いなど見ている方はちょっと冷や冷やしますが、子ども達の目は真剣そのもの。かまぼこを使ってかわいい「たこさんウインナー」の完成。

およそ2時間。悪戦苦闘の末に・・・出来上がったお弁当にとっても嬉しそうです。

子ども達6年生男の子「お母さんが今の時代は男が料理するから行ってきなさいと。最初は嫌だったけど楽しかった(これから)弁当作りたいです。」6年生女の子「お母さんたちは短時間で作るからすごいなと思いました。」5年生男の子「自分でお弁当を作れるようになって大人になったら持っていきたい。」

出来上がった弁当にお母さんたちは。

お母さん「びっくりですとっても上手彩りもきれいで」「講演会聞いて子ども達全然台所に立たせてなかったなーと実感した」「ぜひ今度作ってもらおうと思います」「勉強よりも大切なことがあるなと思いました」

竹下さんが弁当の日を通して伝えたいこと自分の作ったもの、食べたもので自分の体は作られる。そして、手作りのものは人を笑顔にする。そのことを子どもに気付かせてあげてほしいと。

わが子に伝えたい一生の宝物そんな重要なことを教えるのは子どもがもっと成長してからだと思っていませんか高校に合格したら大学に合格すれば就職が決まれば・・