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では、岩国基地で取材に当たった草柳さんに話を聞きます。2013年の陸揚げの時には、一切こうした対応はなかったんですが、今回海兵隊は、陸揚げの一部始終を公開しました。

一部、撮影に制限はありましたが、オスプレイに関しては、船から降ろす場面、駐機場に向かう誘導路、そして駐機場と、ほぼフリーで取材が許可されました。

特に、安全性に関するアピールには熱心で、新部隊の隊長以下パイロット3人が、「家族を乗せたい」と話すなど、いかに安全な乗り物であるかを強調していました。

また、予定にはなかったんですが、突然、隊長自らが機内を案内し、メディアに対して最大限の配慮を示しました。

こうした背景には、もちろん、こちら岩国、そして常駐することになる沖縄の反発の声をアメリカ軍がより敏感に感じ取っていることがあると思います。

空軍仕様のオスプレイ配備もささやかれる中、アメリカ側の関心は、いかに日本側の受け入れ態勢を確保するか、すでにそちらに移っているのではないでしょうか。