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めざせ甲子園、学校紹介の最終回15校目は、この夏の第2シード沖縄尚学です。

チームには、センバツの雪辱を誓い選手と監督との懸け橋になる縁の下の力持ちの存在がありました。

陣諸見里匠主将「しっかり全員が一球に集中して、勝つための取り組みをやっていこうぜ!」

私立沖縄尚学、今年春のセンバツに5年ぶりに出場するも、初回に3つのエラーが飛び出すなど“守りの沖尚野球”が崩れ、惨敗。甲子園を涙で後にした…。

宇良淳投手「センバツ大会では自分達の思うように野球ができなかったというのが一番大きかったので、やっぱりもう一度あの甲子園という舞台に帰るために、今しっかり足元を見つ直して取り組んできた」

“もう一度あの甲子園に”そう言えるチームは、県内で唯一、沖縄尚学だけだ。

鍛え上げる沖尚!この夏のエースは!センバツでもエースナンバーを背負った比嘉健一朗が再び夏のエースに!MAX132キロ、スライダー、カーブの切れに加え、抜群の制球力を誇る!

一方、2番手の宇良淳は、夏のエースナンバーは譲ったもののMAX140キロと球速は比嘉を上回り、カーブ、スライダー、ツーシームとこの夏に照準を絞っている!

雪辱を誓う打線は、去年夏もクリーンナップに入った3番・柴引佑真や、ホームランバッターの4番・名嘉昇司など、役者がそろい、強力打線に厚みが増した!

グラウンドの脇、小さなスペースで畑仕事しているのは、沖尚のただ一人のマネージャー大城潤治くん。

大城潤治マネージャー「最初は選手として頑張りたかったんですけど。勝つために自分が必要とされているのなら、選手でという立場も捨てがたかったけど、勝つためにということで」

2月、選手からマネージャーになることを決意した。グラウンド整備から荷物運び、雑用もすべて担当。そして、小さな畑ではゴーヤーなど、収穫を目前にした夏野菜を栽培中だ。マネージャーをすること、畑仕事をすることで見えてきたものもある。

大城潤治マネージャー「選手の時に自分が見ていたのは一部分だけで。“小さいことを積み重ねて大きなことを成し遂げる”というふうに監督が何度もミーティングで話しているので、その意識は全員、身についていると思います」

小さなことが出来なければ大きなことはできない。その思いを仲間に伝えるのが、今の彼の仕事だ。

大城潤治マネージャー「指導者と選手の思いを両方理解して、指導者に選手の思いを伝えたりだとか、架け橋になれるように頑張っています」

知念佑哉中堅手「潤治がやってくれる仕事はいつもチームのためになっているので、そこに感謝の気持ちは忘れないでやっています」

春の甲子園で流した涙を忘れはしない!沖尚、捲土重来の夏の甲子園への物語が始まる!

諸見里匠主将「“甲子園の借りは、甲子園で返すことしかできない”と言われているので、今年の夏はどこのチームより(優勝に)かける思いは強いです」

宇良淳投手「今までやってきた仲間ともう一度あの舞台で勝てるように」

比嘉健一朗投手「(沖縄大会で)優勝して、あの舞台でリベンジができるように頑張っていきたいと思います」

大城潤治マネージャー「笑顔で終われる最高の夏にして、全員が悔いのないように。沖尚に入って良かったと全員が言えるように、全員で今からチーム一丸となって頑張っていきます」

『もう一度あの舞台へ!行くぞ!甲子園!』

めざせ甲子園! 選手と監督との架け橋〜沖尚〜