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15日の今頃、そして夜にかけて激しい雨や雷に驚いた方も多かったと思います。沖縄地方は、停滞している梅雨前線の影響で、大気の状態が不安定になっていて、引き続き注意が必要です。

15日午後5時から16日午後5時までの各地の雨量は、胡屋で114ミリ、東で112ミリ、名護で75ミリなどとなっていて、各地で断続的に激しい雨が降りました。

那覇市の駐車場では、15日の大雨の影響でコンクリートの壁が崩壊しました。壁はおよそ15メートルにわたり崩れていて、周辺への立ち入りが出来ない状態になっています。

また、この大雨の影響で北谷町の北玉小学校近くの住宅では、裏手の山から庭に土砂が流れ込み、この家の住人が一時、北谷町役場に避難したということです。

さらに、那覇市松尾ではビルの屋上部分に落雷し、崩れたコンクリート部分が落下しました。けが人はいませんでした。

沖縄電力によりますと、15日夜は浦添市内でおよそ2500戸、中城村でもおよそ300戸が停電しました。

16日に大雨警報が出た北部では、午後に入って強い雨が降り、名護市では道路が冠水しました。

気象台によりますと、少なくとも17日までは梅雨前線に吹き込む南からの湿った空気の影響で雨雲が急速に発達するおそれがあるということです。気象台では、黒い雲を見つけたらすぐに建物に避難するなど、急な激しい雨や落雷、突風に注意するよう呼びかけています。