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八重山地区で使用する公民の教科書を巡り、保守色の強い育鵬社の教科書を採択した手続きは無効だとして保護者らが訴えた裁判で、那覇地裁は26日に原告の訴えを退けました。

この裁判は、八重山地区の公民の教科書の採択で石垣市と与那国町の保護者や生徒らが育鵬社版を選んだ採択協議会の手続きは不明瞭で、3つの地区の教育委員が採択した東京書籍版が適用されるとして訴えていたものです。

26日の判決で那覇地裁の酒井良介裁判長は、原告の訴える教育委員の協議を持って公民教科書を採択したと認めるに足りる証拠はないとして、訴えを却下しました。