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尖閣問題でギクシャクする中国への配慮でしょうか。今回は非公開で行われます。日米共同統合演習が5日から始まり、沖縄にもアメリカ軍や自衛隊の戦力が続々と集結しています。

棚原大悟記者は「自衛隊車両が続々と港に降り立ちます。かなり物々しい雰囲気です」とリポートしました。

4日夜、那覇港に到着した民間のフェリーからは、熊本県の第5地対艦ミサイル連隊や、北海道の第27普通科連隊の隊員140人と車両40台余りが降り立ちました。

そして、5日朝。うるま市にあるホワイトビーチには、佐世保基地所属でオスプレイの発着も可能な強襲揚陸艦、「ボノム・リシャール」や、海上自衛隊の最新鋭の護衛艦「いせ」など、日米双方の艦船が集結していました。

また嘉手納基地でも、戦闘機や対潜哨戒機などが離陸するのが確認されました。演習は、日米双方から4万7000人が参加して日本全土で16日まで開かれます。

今回は、無人島での離島奪還訓練も計画されていましたが、直前に内容が変更されたほか、演習の様子がすべて非公開とされるなど、尖閣問題でこじれたままの日中関係への配慮が伺えます。