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市民による復帰運動やコザ騒動など、復帰前後の沖縄の様子を捉えた写真展が浦添市美術館で開かれています。

この写真展は、復帰前後の様子をカメラに収めてきた写真家・比嘉豊光さんと山城博明さんが開いたものです。

会場には、アメリカ統治のもと人権が軽視され続け、県民の怒りが爆発したコザ騒動、多くの労働者や学生が参加した沖縄闘争など復帰をめぐる様々なシーンを写した写真が並んでいます。

また、復帰した後に各地で開発が進み豊かな自然が失われていく様子、いまだ記憶に新しい沖縄国際大学のヘリ墜落事故の写真も訪れた人の目を引いていました。

比嘉豊光さんは「70年ごろ、写真クラブで撮っていた写真が僕の写真の原点となっています。その原点の写真を発表しながら今の沖縄を捉え直したい」と思いを語りました。

写真展は今月27日まで、浦添市美術館で開かれています。