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「沖縄の人はゆすりの名人」などのメア日本部長の発言に対し、名護市議会が9日、抗議決議を全会一致で可決しました。

9日の名護市議会では冒頭、神山正樹議員が抗議決議を読み上げ、メア日本部長の一連の発言について沖縄の現状を全く理解していない占領意識そのものだと強く批判しました。

そして、「米国務省においても、米軍普天間飛行場の移設問題など、日米交渉に実務者として深く関与してきた人物でそのような立場にある人の差別的、偏見に満ちた発言には強い怒りを覚える」と述べて、抗議決議は全会一致で可決されました。

メア日本部長の講義を受けたアメリカン大学の学生たちは2010年12月の沖縄研修旅行の際、名護を訪れ、稲嶺市長から話を聞き、辺野古にも足を運んでいました。

稲嶺市長には熱心な学生たちの姿が印象に残っていたようで、それだけに、偏見を植え付けるようなメア日本部長の発言に稲嶺市長はショックを受けている様子でした。