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大地震で老人ホームが倒壊したことを想定し、お年寄りをスムーズに別の施設に搬送する訓練が那覇市でありました。

訓練では連絡を受けた老人福祉施設が、まず受け入れが可能な人数を確認し、被災した老人ホームに伝えます。その後、お年寄りの要介護度や食事の方法などの情報を事前に集めて被災者を待機。体力を消耗した6人のお年寄りが施設に到着した後は職員が血圧をはかり、迅速に部屋へと運びました

那覇市安謝福祉複合施設の川満博信園長は「本土では、老人ホームが水害で流されて多くの被災者が出た。施設間の調整をどのように細かくやっていけばよいのか多くのことを学んだ」と話していました。

老人福祉施設はどこもすでに定員がオーバーし、被災者を受け入れる余裕がないのが現状で、搬送以前に解決しなければならない大きな課題です。