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嘉手納・興南の2チームが出場し日曜日に開幕したセンバツ甲子園、初日に登場した嘉手納でしたが初戦に散りました。しかし、そのプレーはアルプスも地元熱くさせてくれました。大会初日に登場する嘉手納を応援しようと試合前の三塁側アルプスの入場口は大勢の人であふれました。

嘉手納応援三塁側アルプス下「嘉手納高校ガンバレー!!」その頃地元嘉手納町でも・・ 嘉手納高校、拍手、指笛など、試合開始前盛り上がる体育館。嘉手納ロータリーで鉢巻きをしたおじさん「嘉手納町に勝利を優勝旗をもって帰れるようにこれから応援しますんで」「嘉手納高校がんばります!」

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嘉手納はここまでチームを引っ張ってきたエース池原有と、真謝博哉のバッテリーが先発。真玉橋監督が甲子園に入る前からナインに言い続けていた言葉は「平常心」でした。真玉橋監督試合前「この大舞台でそれでも平常心で普段どおりの野球が持ち前の明るさで伸び伸びこの子供たちがやってくれると、それだけを信じています」

しかし、エース池原が立ち上がりでつかまります。出場校中ナンバーワンの打率を誇る花咲徳栄を警戒しすぎてかこの回、先頭の5番、橋本にフォアボールを与えると2者連続ヒットを許し、満塁のピンチを迎えます。一人討ち取りますが、続くバッターに痛恨の押し出しフォアボール池原は自ら崩れる形で、1点を謙譲します。

8回裏花咲ホームラン。じだんだ踏む嘉手納応援の女の子、残念そうな学校の生徒達。なおも満塁のピンチを背負う嘉手納。しかし、続くバッターをダブルプレーで討ち取りピンチを最小限に抑えます。

3月に卒業した野球部員「ハラハラドキドキですね」「大丈夫ですよ、有はやってくれます」その後もエース池原は毎回のランナーを背負う厳しい展開でしたがバックが懸命に守り抜きます。

ここから反撃に転じたい嘉手納でしたが花咲徳栄のエース五明のピッチングと、堅実な守りの前に5回までわずかにヒット一本に押さえ込まれます。このままでは終われない嘉手納は6回、バッターは野原、ヒット! 野原選手「もう思いっきりです、とにかく思いっきり無心になることが大事だと思います」野原の執念の出塁でしたが後が続きません。

その後、7回にも2点を失った嘉手納。8回にはダメ押しのホームランを浴びて、エース池原の初めての甲子園は悔し涙と夏への雪辱を誓う甲子園となりました。

池原有投手終了後「やっぱり支えられてきたので、自分に情けないと思ってそれで涙が出ました」「やっぱ夏もこんな最高の舞台を経験したいんで、また一から練習をしっかり積み重ねて夏にまたリベンジしたいなと思います」

真謝博哉主将「自分たちのバッティングが出来なかったんでこの負けを次に生かしてまた夏に向けて頑張っていきたいです」

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そして、この嘉手納ナインの健闘に地元からは夏へのエールが送られました。嘉手納高校 女子生徒「お疲れ様の一言と,ありがとうの一言ですね」「夏はスタンドに行って応援したいと思います」少年野球嘉手納ドリームスの小学生「少しざんねんだけど、とってもがんばったからいいと思う」

嘉手納ロータリーで応援のおばちゃん「くやしいですね、まけてね、校歌を歌う練習までしていたのにね、とってもくやしいです、でもよくがんばってくれました」嘉手納高校 女子生徒「がんばったので、帰ってきたら超ほめたいと思います」

一方、敗れた嘉手納の分も活躍を誓ったのが興南でした。島袋洋奨投手「九州王者でもこういう大舞台になると、ヒットも少なくなるし緊張もあったのかわからないですけどでは自分たちもこういうふうにならないように、嘉手納の悔しさも自分たちが晴らせるようにしっかり1回戦を戦いたいと思います」

実戦を想定した練習に力を入れたきょうの興南。風邪で心配されていたエース島袋は、体調も回復。ブルペンでは、ストレートを中心に軽め30球を投げました。嘉手納が初戦で敗れたことで我喜屋監督も少なからずチームへの影響があると考えたのか、険しい表情でナインを引き締める場面が多く見られました。

我喜屋優監督「緊張間とぴりぴりムードに入ってまして、その分ちょっと負担にならなければいいなと思いますけど」嘉手納の雪辱を心に秘めた、興南ナインの初戦はあさって水曜日です。

明日は初戦目前の興南ナインの表情をお伝えします。