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名護市辺野古の基地建設予定地で国が実施している環境調査を中止するよう、市民団体が29日に沖縄防衛局に抗議しました。抗議したのは、名護市のヘリ基地反対協議会のメンバーおよそ20人です。

メンバーらは、沖縄防衛局が環境アセス準備書の提出後も継続して実施している現地調査は、準備書までの調査が不十分であることを露呈したものであるばかりか、ジュゴンを追い出す行為だと訴えました。

これに対して沖縄防衛局の担当者は、調査は今後行われる環境監視調査などをより効率的に行うためのデータを集積するもので、法令上問題はないと説明しました。

市民団体のメンバーらは準備書の提出を遅らせて、今の調査内容も盛り込むべきだったのではないかなどと指摘し、調査の中止を求めました。