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国頭村での林道建設計画に対して県民から寄せられた意見を県が6月まで公表していなかった問題について、29日の一般質問で県議会の野党が県の作業を厳しく批判しました。

国頭村での林道建設計画について、県は2008年12月から2009年1月までのおよそ1カ月間県民に意見を募り、96件が寄せられましたが、このうち94件が建設に反対でした。

県はその内容を6月まで公表せず、29日の一般質問でこの問題が取り上げられました。

この中で、社民・護憲の新里米吉議員は「これ(県民意見の内容)を公表したら反対されてしまうという皆さんの姑息な手段でやったのではないか、本音のところを聞きたい」と質しました。

これに対し県農林水産部の比嘉俊昭部長は「資料の準備や関係機関との調整の他、年度末だったことなどから公表できていなかった」と説明しました。そして「公表が遅れたことは不適切だった」として、今後、速やかにホームページなどで公表すると述べました。

林道建設の是非を巡っては、2月定例会で与野党が激しく対立した末、建設計画を盛り込んだ予算案が可決されています。