※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

教師が生徒の家庭環境や非行歴などを把握するために作成していた「指導カルテ」が、個人情報保護の観点から県立高校で一時的に休止されることが決まりました。

この指導カルテは県教育庁が2003年からそれぞれの市町村の教育委員会を通して県立高校と小中学校に配っていたもので、生徒の趣味や特技の他、非行歴などの問題行動を記入する欄が設けられています。

このカルテに対して西原町の保護者が個人情報保護の観点から異議を申し立てたため、県教育庁は対応を協議。2日、県立高校60校について一時的に新たな記載や活用を休止する方針を決めました。

一方、小中学校については各市町村の個人情報保護条例と照らし合わせ、適切に対応するよう教育委員会に伝達。県によりますと、41の市町村教育委員会の半数以上が「指導カルテを改善した上で使用を継続したい」と話しているということです。