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全国の高校生カメラマンが競い合う「写真甲子園」で、2年連続優勝を果たした真和志高校が、また快挙です。今度は、伝統ある写真コンクール「よみうり写真大賞」で1位・2位を独占です。

県立真和志高校は3年前からクリエイティブアーツコースを設けるなど、美術教育に力を入れていて、「写真甲子園」でも3度、全国制覇を果たしています。

今度はよみうり写真大賞で高校生の1600点の作品の頂点に立ったとあって、校長先生も大喜びです。

玉城校長「ラッキーパンチなのかテキサスヒットなのかではなく、イチローが狙って打つようなヒット」

大賞に選ばれたのは2年生の名嘉来実さんの作品。放課後、下校する前に鏡で髪型をチェックする少女。名嘉さんが職業体験で小学校に行った時にシャッターを切りました。明日の時間割を確認する少年とそれを見守る女の子。

子どもたちがふと見せる大人びた一面を切り取った考え抜かれた作品と、審査員も絶賛。一般の部でも負けない力量と評されました。

名嘉さんは去年の写真甲子園の優勝メンバーですが、写真歴はわずか1年です。

名嘉来実さん「子どもだけど、こういう大人と似たしぐさをやってるから、かわいーなーと思って。(Q:鏡の中の彼女の顔は全部見えないほうがいい?)なんかその方が逆に、この子は髪の毛を見て、何を確かめているのかなーとか、そういうのを思ってくれたり考えてくれたら嬉しいと思います」

また、大賞に次ぐ1席に選ばれたのは3年生の北上奈生子さん。東京タワーを新鮮なタッチで描き、3年連続入賞を果たしました。よく知っている東京の街ではない、新たな魅力を表現したと評価されました。

北上奈生子さん「声をかけて、外人さんにチューしてと頼んだら、普通にやってくれて。素敵な人たちでした」

そのほか、2年生の比嘉安里さんも入選。あさって東京で行われる表彰式には真和志高校から3人も参加。快進撃が止まりません。