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アメリカ本国での墜落事故後、安全が確認されたとしてF15戦闘機の訓練が14日に再開されたことに対し、市民団体や住民が15日、抗議集会を開き、飛行の即時中止と撤去を訴えました。

集会は嘉手納基地に隣接する通称『安保の見える丘』で正午過ぎに開かれ、沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長が「県民に危険を及ぼす欠陥機の飛行再開は、アメリカ軍の県民軽視、軍事優先の横暴であり、絶対に許さない」と訴えました。集会に参加した住民は、「欠陥機を堂々とこの場で飛ばしていること自体許せない。腹の底から怒りが湧き出ている」などと話していました。

アメリカ軍は、2007年11月に本国で起きた墜落事故を受けてすべてのF15戦闘機を点検。その結果嘉手納基地所属の2機の機体から亀裂が見つかったことを明らかにしました。その後、嘉手納基地報道部は所属機のうち39機は安全が確認されたとして飛行再開を通告。周辺自治体が再開中止を直接アメリカ軍に要請しましたが、きのう14日に飛行訓練を再開し、きょう15日もF15が次々と離陸、訓練を展開していました。