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アメリカ軍の北部訓練場の一部返還に伴い東村高江区に移設されるヘリパッドの建設工事を国は、早ければ週明けの7月2日にも着工します。ヘリパッドの建設予定地の入り口には、おとといの26日に那覇防衛施設局が設置した「海兵隊施設」として立ち入り禁止を呼びかける看板のほか、地面には、境界を示す赤いラインがひかれました。

施設局の佐藤勉局長はきょうの記者懇談会で、「ヘリパッドの移設工事は貴重な鳥類の繁殖時期である3月から6月を除き、7月以降の適切な時期に行う」と述べ、早ければ週明けの7月2日にも着工する方針を示しました。

一方、準備が着々と整う事態に建設に反対する地元高江区は不安を募らせています。高江区の仲嶺武夫区長は28日、QABのインタビューに対して、「施設局にもっと不安が払拭できる説明をしてほしい」と不満を訴えました。建設に反対する住民は、着工した場合座り込みなどの阻止行動をとる方針で、今後、緊張が高まりそうです。