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今年2月、水田の遺構らしきものが見つかっていた名護市キャンプシュワブの埋蔵文化財の調査で植物分析の結果稲の花粉が検出され、今後「遺跡」として発掘を進めることになりました。

名護市教育委員会が市民団体に明らかにしたもので普天間基地の移設で兵舎の移転先となっている場所の試掘調査で「畦」のような痕跡が見つかったため土の成分を分析した結果稲の花粉が検出されました。水田の遺構であると確認されたことで名護市は文化財保護法に基づいて本格的な発掘調査に入ることになり、陸上部分の基地移設作業が大幅に遅れる見通しです。

ところで、辺野古海域での事前調査では国が海上自衛隊に協力を依頼し調査に投入されましたがこれに対し、県内の5つの大学の教授らが抗議声明を出しました。声明は琉球大学の我部政明教授らの呼び掛けで、大学人有志21人が賛同しました。我部教授らは、今回の自衛隊投入は法的根拠を欠き、軍事力を国内の問題に使った。シビリアンコントロール・文民統制をなし崩しにするものだと厳しく批判しました。