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氾濫する性情報や性の商品化といった社会環境から子どもたちを守り、健全な性意識をどう持たせるかを考える性教育研究報告会が沖縄市で開かれています。

この報告会は県内の学校現場における性教育の現状を報告し児童生徒の性意識を把握するとともに、インターネットやテレビなどのメディアで氾濫する性情報から子どもたちをどう守るかを考えようと、現場の教師を対象に開かれたものです。

基調講演にたった日本性教育協会の田能村祐麒さんは、戦後、純潔教育と呼ばれる道徳教育の一端として始まった性教育の歴史を紹介しました。そのうえで「互いの生命や人格を尊重するために性教育には広がりが必要」として、学校の授業に加え、家庭・地域などにも教育の場を広げることを強調しました。

報告会はこのあと県内各学校で実施されたアンケート調査をもとに、より良い性教育のあり方について議論を深めることになっています。