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13日、アメリカ軍のヘリコプターが読谷村の沖に訓練用の廃車を落下させた事故で、15日も相次いで怒りの声が上がりました。

読谷村のトリイ・ステーションのゲート前では、平和団体などの呼びかけで臨時の抗議集会が開かれ、およそ180人が参加しました。主催者は「アメリカ軍のやりたい放題の訓練に歯止めをかけるには、沖縄から声を上げなくてはならない」と挨拶。訓練の即時中止などを求めて参加者全員で基地に向かってシュプレヒコールを繰り返しました。

また、那覇防衛施設局には読谷漁協の漁師たちが抗議に訪れ、港のすぐそばで起きた今回の事故に対し、「一歩間違えれば大惨事だった」と訓練の中止などを求める抗議文を手渡しました。これに対し、施設局側は日米地位協定で認められている施設間移動で、車両を宙吊りで運ぶ行為も問題ないとの認識をあらためて示しました。

一方、読谷村の沖合いではアメリカ軍のヘリコプターが落下したとみられる現場の上空を午前中、およそ30分間にわたって旋回し車両の捜索を行いましたが、発見には至りませんでした。