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年に一度のサンゴ観察ツアーがやってきました。しかし、あいにくの雨。ダイビング協会のお兄さんも少し不安そうです・・・。

参加者「自分もダイビングしているので、実際に座間味の海の状況を見て確かめたいと思って」「サンゴみるの」「白化現象とかああいうのをみると、オニヒトデはいけないと思いますね」「楽しい」

今回サンゴ観察ツアーには30人が参加しました。ほとんどの人はサンゴを見るのが始めて。期待が膨らみます。

秋山記者「座間味島に着きました。さっきまでの雨がウソのように晴れています。皆様に支えられたオニヒトデ駆除活動から5年。その成果を見てきたいと思います」

座間味ダイビング協会・又吉英夫会長「活動しなければこの海は全滅でした。みなさんの募金のおかげで5年目までできてきたと思います」

2000年、ダイビングスポットとして世界的にも有名なこの慶良間の海に危機が訪れました。海の大切な資源サンゴが次々に死んでいったのです。その原因は、サンゴを食い荒らす恐ろしい生物・オニヒトデの異常発生でした。

慶良間の海を愛するダイバーたちが力を合わせ、仕事の合間を縫ってはほぼ毎日のように駆除活動にあたってきました。参加人数は述べ7000人、駆除数は17万3000匹に上ります。

「サンゴだー」「魚がいっぱい」

大きいテーブルサンゴ、枝サンゴの群集それに群がる色とりどりの魚。そこには慶良間の美しい海が広がっていました。

ガイド「ちょっと白いサンゴがあるでしょう。あれはちっちゃい子供のオニヒトデが食べた所。まだ所々にあるので油断はできない。大きいオニヒトデはだいぶいなくなりました」

所々にオニヒトデの被害は見られましたが、ダイバー達の5年間の活動の成果は確実に表れていました。

参加者「いっぱいの魚がいてきれいだった。海をもっときれいにしていきたい」「きれいだった。亀がみれた」「オニヒトデに食いつぶされたところを見たり、サンゴ保護のためにこれからも協力していかないといけない」「きれいだった」「きれいな海はずっと守っていってほしいので、みなさんに頑張ってほしい」

参加者は、サンゴの美しさに感動すると同時に、海の環境にも関心が高まったようでした。

又吉会長「この慶良間のサンゴが本島への供給源といわれていまして、我々はこれを絶やさないように、義務になっています。守り続けていかないといけないと思います」