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国境の南の海で激しい攻防が繰り広げられました。尖閣諸島の領有権を主張し、島への上陸を目指す香港の活動家らを乗せた船が、けさ日本の領海に侵入しましたが、海上保安庁の排除命令で引き返しました。

活動家らが乗った漁船は、けさ8時前に中国国旗を掲げて尖閣諸島の沿岸に接近。海上保安庁は漁船に警告を実施しましたが、漁船はこれを無視。午前9時21分に日本の領海に侵入しました。

漁船に乗っていたのは香港を拠点に活動するメンバー26人で、安倍政権を批判し、尖閣諸島の領有権を主張していました。

塩崎官房長官「この抗議行動に対して、海上保安庁の巡視艇で警告を発すると同時に、いま放水をして排除中でございます」

放水や接舷などで排除命令をうけた漁船は午前10時過ぎに停船、その30分後に西へ向けて引き返しました。

けさ午前9時、官邸の危機管理センターには連絡室が設置され、一連の動きを巡っては一時、物々しい雰囲気に包まれました。活動家のスポークスマンは上陸を断念し、香港に戻ると発表しています。