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熱心な治療の甲斐あって仲間の元へ返されました。先月、国頭村で交通事故にあったヤンバルクイナが元気に回復し、きょう放鳥が行われました。

放鳥されたのはメスのヤンバルクイナで、先月下旬、国頭村の国道58号で交通事故にあい、路上に倒れているところを発見・保護されたものです。幸い、骨折などの大きな損傷はなく、事故後は順調に回復し、きょうの放鳥となりました。

国頭村宜名真の森の中で行われた放鳥式には、保護に携わる人々や事故直後ヤンバルクイナを保護した地元の奥小学校の13人の児童も放鳥を見守りました。

みんなの視線が注がれる中、かごからヤンバルクイナが元気よく駆け出し、あっという間に森の中へと消えていきました。元気になったヤンバルクイナの姿に子ども達や関係者は歓声をあげて回復を喜んでいました。

また、先週にはヤンバルクイナを保護し、生態が観察できる施設が国頭村安田に完成。ヤンバルクイナに関する展示のほかに、隣接する森をフェンスで囲んだ保護シェルターで棲息しているヤンバルクイナを備え付けのカメラで見ることもでき、環境学習の場として期待が寄せられています。