ここからはスポーツです。まずは水泳の話題です。
今年も県招待スプリント選手権が開かれ、沖縄の若き競泳選手が世界を知るトップスイマーに挑みました。
同じレースで競い泳ぎを間近で学ぶ特別な時間。成長につながる貴重な機会となりました。
沖縄の競泳選手が、日本のトップスイマーと同じレースで競います。この大会だから実現した「特別なレース」です。
那覇市で開かれた第2回沖縄県招待スプリント選手権。県内選手の競技力向上を目的に、去年から国内のトップスイマーを招待しています。
大会にはオリンピック3大会に出場した池江璃花子選手など、6人の招待選手が参加。沖縄の選手たちと同じレースを泳ぎ、世界レベルのスピードを間近で伝えます。
注目レースの1つが男子50メートル背泳ぎ決勝。
県勢からは、夏のジュニアオリンピックのこの種目で準優勝したコザ高校2年の仲村秀貴(なかむら・ひでき)選手。対するは、先日のアジア大会で金メダルを獲得した高校生スイマー・小島夢貴(こじま・ゆめき)選手。
コザ高校2年 仲村秀貴選手「日本のトップ選手とレースするので緊張はあったが、勝つ気持ちでいた。最初だけでなく、最後の粘りまで強いのがトップ選手だと思った。日本のトップスイマーと一緒に泳げたのは次につながる良い経験になった」
レースは小島選手が26秒55で優勝。アジア王者の強さを見せました。
そして、女子50メートル自由形。
今年の国民スポーツ大会、この種目で優勝した那覇西高校3年の平良吏美華(たいら・りみか)選手が挑んだのは、オリンピック3大会出場、競泳16種目の日本記録を持つ池江璃花子選手。
そして先日のアジア大会で銅メダルを獲得した松本信歩(まつもとしほ)です。
那覇西高校3年 平良吏美華選手「インターハイや国スポでは自分の強みの後半で抜け出すことができるが、世界レベルの選手相手だとまだまだ通用しないと思ったので、もっと強化していきたい。とても楽しい大会だった」
世界を知る池江選手が強さを見せて優勝。平良選手も憧れの存在を相手に0.03秒差と健闘しました。
学ぶ機会はレースの他にも。
大会前日には水泳教室が開かれ、小中学生142人に直接指導しました。
池江璃花子選手「若い選手たちの吸収力はすごいなと思った。自分が指導していて気づかされることもあったので、楽しいクリニックだった」
トップスイマーの泳ぎに触れた子どもたちは?
伊佐茉那さん(中学1年)「伏し浮きの時に、池江璃花子選手と深沢(大和)選手に『上手だね』って褒められたのが一番印象に残っている」
上原このはさん(中学1年)「水中動作のやり方がとっても勉強になった」
トップ選手と競った経験。その技術は未来のトップスイマーへと続く新たな一歩になります。
池江璃花子選手「(沖縄に)来て良かった。水泳教室のことを意識したら自己ベスト記録が出たと報告にきてくれる選手もいたり、すごくうれしかった。きらきらした目で自分たちを見てくれて、エネルギーをもらった。最後の最後で勝つことが勝負の世界では大事なので、強い自分を見せられたと思う。(沖縄の選手に)どんどん強くなってほしい」
塩浦慎理選手「(今後も)沖縄の選手にとって、モチベーションの上がる大会になればいい。2034年には(沖縄で)国スポも控えている。そこで活躍する選手がここから必ず出てくると思う。色んな取り組みをしながら楽しみにしていたい」
憧れの泳ぎを今度は自分の力に!沖縄のスイマーたちが次の目標へ泳ぎ出します。
トップ選手と泳いで感じた課題を次につなげようとする選手たちの姿が印象的でした。
なお今大会「小学5・6年生区分」「中学生区分」での優勝した選手には12月の東京遠征がプレゼントされ、日本代表選手たちも練習する環境での強化合宿に参加します。
こうした経験を2034年の沖縄国スポでの活躍にもつなげてほしいです。
