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2026年秋に完成予定の首里城正殿。素屋根の撤去作業が進み、正殿の姿を見ることが出来るようになりましたが、内部の復元工事の様子を収めた映像が、10月14日、報道陣に初めて公開されました。
公開された映像は、2024年9月から2025年10月6日まで行われていた正殿2階部分・御差床にある国王が座る「玉座」の木工事の様子です。
社寺建・代表取締役会長の山本信幸棟梁は「丸柱に囲まれて組むので、こういうふうに上にあげといて、上で組んでから全体をおろさないと組み込めないんですよね」と話しました。
梁や柱などをくみ上げる宮大工たちの姿に、細部にこだわり曲線部分を仕上げる作業の様子が映し出されていました。
現在、塗装工事が行われていますが、作業スペースが狭く、最終段階までにおよそ20の工程が予定されていて、その様子は随時、映像公開するということです。
社寺建・代表取締役会長山本信幸棟梁は「私も早く戻ってきて欲しいと、私も色々なところで聞くんですよね。竣工して出来たときに沖縄の方が(首里城が)ちょっと戻ってきたなっていう言葉が一番のほめ言葉かなって思っています」と話しました。
首里城正殿の復元工事は、2026年秋の完成を目指して進められています。