引き続き、敬老の日にちなんだ話題です。うるま市に半世紀以上、地域でおいしさを届けているパティシエがいます。そのお店から、玉城アナウンサーに中継で伝えてもらいます。玉城さん!
玉城アナウンサー「うるま市・石川に来ています、こちらの洋菓子店「アラモード」には、お伝えしていますように半世紀以上のキャリアを持つパティシエがいるんです!創業1973年と、本土復帰の翌年から営業しているそうで、看板からも歴史を感じますね。早速入ってみましょう」
佐次田秀美さん「いらっしゃいませ~」
玉城アナウンサー「こんにちは!こちらが創業者の佐次田秀美さんです。失礼ですが、ご年齢を伺っても宜しいですか?」
佐次田秀美さん「85歳です!」

玉城アナウンサー「秀美さんは、この道55年の現役のパティシエなんです。お店と秀美さんの歩みをまとめたVTRをご覧ください」
老舗洋菓子店「アラモード」スイーツが並ぶ店内で笑顔を見せるのは佐次田秀美さん85歳、本土復帰前アメリカ軍基地にあったベーカリーで修業を積み、1973年アラモードの前身となる「佐次田ベーカリー」を生まれ育った石川にオープン、現在は次男の司さんも加わり、親子で店を切り盛りしています。
パティシエ・佐次田秀美さん「ブラウニーはおじさんの毎日の仕事ですね」
しっとりとしたチョコとクルミの香ばしさがマッチした不動の人気を誇る店の看板商品「ブラウニー」その製作担当が秀美さんです。アメリカ人の上司から身振り手振りで学んだというブラウニーづくり、教わったレシピ通りに毎日200個焼き上げます。

パティシエ・佐次田秀美さん「高低差があると仕上がった時に製品にならない、真っすぐにしないと」
160度のオーブンでじっくり45分、甘い香りとともに生地が焼き上がりました。それを、チョコレートでコーティング、一つひとつ大きさを計りながらカットし、最後は丁寧に包んでいきます。
パティシエ・佐次田秀美さん「味も良くて品質も良くて値段も手軽に取れるように、それをモットーにしている」

パティシエ・佐次田秀美さん「お客さん、どちらからですか」客「豊見城市からです」佐次田さん「あんな遠い所から大変だ」
「安くて美味しい」アラモードには多くのファンが。
豊見城市からのお客さん「価格が安くて食べたくなる味、なんか懐かしい味なので」
うるま市からのお客さん「こっちで銀紙で包んでるのをよく見ます、よくお店に来すぎて」Qアラモードの魅力は?「このおじいちゃんです 高齢なのに看板として店に立っているのであやかろうと思っている」
パティシエ・佐次田秀美さん「会話が楽しみですから 自分も若くなりますからね」『おじさん美味しかったよ、また来るからね』という相手の言葉がうれしくて今までやってきた」
看板商品の味はこれまで秀美さんが守ってきましたが、いずれは息子の司さんに引き継ぎたいと思っています。
次男・佐次田司さん「(ブラウニーは)親父から受け継いだ、ここの看板商品だからずっと作り続けていこうと思ってるし、僕もいろんな(商品を)さらに追加して上手くいけばいい」

パティシエ 佐次田秀美さん「(ブラウニーは)自分の人生と思って宝と思ってこれからも続けていきたい」
地域とともに歩んできた洋菓子店。85歳のパティシエの手から、きょうも甘い香りと幸せが広がります。
きょうは、敬老の日ということで秀美さんのお孫さんたちも来てくださいました!
以降は動画でご覧ください!
