著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

首里城の今、人々の思いを紹介する「週刊首里城」です。今回の主役は、首里城を愛する中高生たち。去年からあるプロジェクトに取り組んでいますその模様を前編・後編と2回に渡ってお伝えします。

先月末から、素屋根の解体が始まった首里城正殿。火災から6年。復元工事もいよいよ佳境を迎えています。そんな首里城を、部活動の一環で県外や国外の修学旅行生に案内しているのは、興南アクト部。城を愛する中高生が、再建を盛り上げるプロジェクトに取り組んでいます。

第26回 週刊首里城 「興南アクト部お土産プロジェクト」

去年、興南学園で始まったのが修学旅行生が喜ぶ新しいお土産を開発するプロジェクト!11のグループに分かれて、首里城のお土産屋さんの下見や県外からの修学旅行生500人に実施したアンケート分析をふまえて、自分たちなりのお土産を考えてきました!

門林先生「きょうが最終プレゼンです」

去年のクリスマスイブ、プロジェクトの集大成を迎えました。龍樋をモチーフにしたペットボトル飲料や首里城のキーホルダーが出てくるバスボムなど、生徒たちは、およそ4ヶ月かけ、練りに練ってきたアイディアを首里城公園の担当者にぶつけます!

沖縄を旅した思い出が残るものの開発に取り組んでいたこちらのグループですが・・アンケートで修学旅行生の8割が食べ物の土産を買うと答えたことから、こんなお土産を提案!

第26回 週刊首里城 「興南アクト部お土産プロジェクト」

興南アクト部 奥間奈月さん「商品名を#首里コップクッキーにしました!物とお菓子のセット 思い出に残る 味の種類が豊富 SNS映えを考えました!」

考えぬいたのは、首里城などがデザインされたアルミカップに紅芋味などのスノーボールクッキーが入ったお土産。思い出と沖縄の味を持ち帰ることができる欲張りアイテムです!

興南アクト部 奥間奈月さん「SDGsやリサイクルを(アピール)結構強いインパクトを与える物かなと思って、そこで首里城公園側も『おっ!』という顔をしていたので手ごたえを感じました」

興南アクト部 岸本拓士さん(中3)「企業秘密」

興南アクト部 岸本拓士さん・丸添悠一郎さん「競合他社」

前回の放送で、たとえ友達でも、プロジェクトの内容をもらさなかった、岸本くん。メンバーで考えぬいた「企業秘密」の正体がようやく明かされます!

第26回 週刊首里城 「興南アクト部お土産プロジェクト」

興南アクト部 リーダー「比較的安価で早く購入できるということを条件にして商品を考えてみました。ガチャガチャです。修学旅行での思い出をそばにちょこんと置けるように、めもりーちょこんと名付けました」

考えたのは、ワンコイン以内で小さな首里城に関するアイテムが当たるというもの。プレゼン後の質疑応答で、ガチャガチャの中のマル秘アイテムについて担当者に聞かれると・・

興南アクト部 岸本拓士さん「シークレットは構想段階では復興中の首里城を考えています。みんなにも知ってほしい首里城は再建していたんだよとそういう思いでシークレットを復興中の白い首里城にしようかなと思っています」

復元途中の姿も忘れてほしくない。その思いを詰め込みました!

興南アクト部 岸本拓士さん「自分たちの提案が通るか不安。けど自分たちのところが一番だと思っているのでそれを信じて貫いていこうかなと思っています」

プレゼンから、7ヶ月。果たして、どの商品が選ばれたのか!それは次回の週刊首里城で!