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暖かくなりハブの活動が活発になる時期をむかえたことから、県は5月からハブ咬症注意報を発表して、被害にあわないよう注意を呼びかけています。

県によりますと、県内には22種類のヘビが生息していて、このうち猛毒を持つ危険な毒ヘビは、ハブ、サキシマハブ、ヒメハブ、タイワンハブの4種類です。

気温が上がるとこれら4種類のハブの活動も活発になることから、県は5月から6月にかけて「ハブ咬症注意報」を発表し、県民や観光客に、田畑や山、草地への出入りや、夜間に歩く際には十分に注意するよう呼びかけています。

県内では年間40人から60人がハブにかまれて治療を受けていて、2025年は、47件の被害が確認されています。

ハブにかまれると後遺症に悩まされる事例も多く、日常生活に及ぼす影響が大きいとされています。

県では、もしハブにかまれた場合は出来るだけ動かずに身近な人に助けを求め、早急に医療機関で治療を受けるよう呼びかけています。



記者解説 ハブの被害未然に防ぐためには


県がハブ咬症注意報を発表 去年の被害は47件

沖縄は昨日から梅雨入りし、雨の季節が到来しました先ほどのニュースでもお伝えしたようにこれからの時期、ハブの行動が活発になると言われています。きょうは、身近に潜む「ハブ」の危険について詳しくお伝えします。

きのう梅雨入りした沖縄地方。雨が降り続いていますが、油断していると、

本村記者「うぁ・・・雨が降ってきた、雨宿りしなきゃ、早くやまないかな・・・ うぁ、ハブだ!」

沖縄本島や離島に生息する毒ヘビ「ハブ」 気温と湿度が上がりはじめるこの時期に行動が活発化し、夜行性のため、特に夜の出没が増加します。

県がハブ咬症注意報を発表 去年の被害は47件

4月から6月、さらには、孵化した子ハブが動き出す、9月から11月に多く見られるといいます。

おきなわワールドでハブの飼育などを行う祖堅碧さんは、ハブが生息しやすい場所について次のように話します。

おきなわワールド ハブ博物公園スタッフ 祖堅碧さん「姫ハブとかは結構カエルちゃんが好きだったりするので、水辺とかが多いですね」「ホンハブとサキシマハブもカエルとかは食べるので川沿いにもいて、あとはネズミとかを追いかけて畑に出てきて、畑で見かけるということもありますね」

県がハブ咬症注意報を発表 去年の被害は47件

農作業や行楽などで人の出入りが多くなるこの時期、ハブによる咬傷被害も多く発生しています。

おきなわワールド ハブ博物公園スタッフ 祖堅碧さん「蛇さんたちは基本臆病な子が多いので、だいたい人が来たら逃げていくんですけど、逃げる余裕もなく人が走って近づいたりとかすると、もうどうしようもなくなって噛むみたいなことが起こったりするので、突然草むらに突っ込んでたりとか手突っ込んだりとかすると危ないかもです」

県がハブ咬症注意報を発表 去年の被害は47件

おきなわワールド ハブ博物公園スタッフ 祖堅碧さん「草むらとか森の中に入っていくと出会う確率は上がるかもしれないですね」「キャンプ場とか川沿いとかは、ちょっと気をつけていただきたいですね」

私たちの身近に潜むハブ、もし遭遇した場合は、どのようにすればよいのでしょうか。

県がハブ咬症注意報を発表 去年の被害は47件

おきなわワールド ハブ博物公園スタッフ 祖堅碧さん「もしハブが動いているのであれば、先に行ってもらって地面で丸まって動かないみたいな場合は、距離をとって避けていただくのが確実かもです」

猛毒をもつハブに咬まれると短時間で患部が腫れあがり、激しい痛みに襲われます。動きまわると毒が回りやすくなるため咬まれた時は「安静にすること」が重要です。

県がハブ咬症注意報を発表 去年の被害は47件

おきなわワールド ハブ博物公園スタッフ 祖堅碧さん「噛まれた方は絶対に動かないでください、動き回ると毒が回る可能性があるので動かないでもらって、一緒にいる人が一人の場合も、すぐ救急車呼んでもらって、病院に急いで向かわれてください」

ここからは本村記者とお伝えします。これからの時期、ハブが活発に動き回るということですが、水辺や草むら以外に、どういう場所に潜んでいるのでしょうか。

本村記者「ハブは木に登る習性があり、木に体を巻き付け潜んでいることがあります、特に生まれたばかりの子どものハブは、草木に紛れると見つけにくく、小さくてもその毒の強さは成体と変わらないとされています」

普段から注意が必要ですが、もし見つけた場合はどのような行動をとるべきなのでしょうか?

県がハブ咬症注意報を発表 去年の被害は47件

本村記者「県によりますと、ハブは体を縮めたあと一気に伸ばして咬みついてきます。遭遇した場合は、1.5メートル以上、離れるようにしてください。また、屋敷や畑などで見かけ、捕獲を依頼する場合は、各市町村のハブ対策担当課へ連絡。身の危険を感じ、緊急で捕獲して欲しい場合は110番で警察に連絡するよう呼びかけています。

もしハブに咬まれてしまった場合は、どのような対応が必要なのでしょうか?

本村記者「ハブに咬まれると5分もしないうちに腫れ、激しい痛みに襲われます」「咬まれた場合は、動かず大声で助けを呼び、すぐに医療機関を受診するようにしてください。また、痛みや気分を紛らわせるために鎮痛剤やお酒を飲むのは避けてほしいとしています」

これからの時期、ハブによる被害を防ぐためにも、事前に対策を確認し、日頃から注意して行動することが大切です。以上、本村記者とお伝えしました。