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琉球の貴重な動植物を紹介する「リュウキュウの自然」です。案内は動物写真家の湊 和雄さんです。

湊 和雄さん「宜しくお願いします」

今回のテーマは「早春の花々」です!

湊 和雄さん「3月に入りましたね。やんばるの森の山並みにも春を感じられるようになってきました。新緑は今月下旬頃からピークになりますが、既にたくさんの季節の花が咲き始めています」

どんな花が登場するんでしょうか、VTRです!

湊 和雄さん「ここは、やんばるの森でも一番広い自然林の拡がる場所。しかし、まだ低い部分でわずかに新緑が見られる程度です。こちらは、本島最北端に近い山並み。先ほどよりも、結構新緑が進んでいます。このように新緑は未だピーク前ですが、森の中に入ると早春の花々に出会えます」

リュウキュウの自然 早春の花々

湊 和雄さん「まず、この波のように揺れる白い花。これはハイノキ科のクロバイという樹木です。黒いのは、花ではなく樹皮だそうです。アップにして見ると、小さな花が集まって房状になっているのが判りますね。オドリバエが花にやってきています」

リュウキュウの自然 早春の花々

湊 和雄さん「これもハイノキ科の樹木、アオバナハイノキ。遠くから見ても、これは白い花ではないのが判りますね。アップにして見ると、花が薄紫色なのが判ります。

雄蕊の黄色と補色関係で美しいですね!

リュウキュウの自然 早春の花々

湊 和雄さん「(受けて)クロバイのように房状にはなりません。次はトベラの花。クロバイとアオバナハイノキは珍しい存在ですが、これはポピュラーな花で、よく見られます。咲き始めは白い花ですが、次第にクリーム色に変化します。チョウを始め、様々な昆虫に好まれる花です」

湊 和雄さん「次はちょっと一般的なイメージとは異なった花を紹介しましょう。リュウキュウマツです。色や臭いで昆虫を誘引して受粉させるのではなく風で花粉を飛ばす風媒花です。雄花と雌花があり、これは雄花のほうでたくさん見られます。雌花はというと、この先端に小さく見える赤紫色の部分です。これが生長するとあの松ぼっくりになるのです」

リュウキュウの自然 早春の花々

そう思うと、形は似ていますよね!

湊 和雄さん「これは、ちょっと枝に雪が積もったような印象ですね。ハドノキという樹木の実なんです。花はこの赤い部分です、これも一般的な花のイメージではないですよね」

リュウキュウの自然 早春の花々

湊 和雄さん「次は樹木ではなく、蔓性植物。少し前にジャコウアゲハの食草として紹介したリュウキュウウマノスズクサの、これは蕾です。こちらが開花した状態。これもちょっと変わった形ですよね。個人的に、子供が入浴時に浮かべて遊ぶアヒルのおもちゃに似ている気がします」

リュウキュウの自然 早春の花々

湊 和雄さん「実際はこの中に昆虫を誘引して受粉させるための形なのだそうです。ウマノスズ(馬の鈴)というのは、この花ではなく実に付けられたものだそうです。秋に見られるそうなので、忘れずに撮影したいと思います」

湊 和雄さん「やはり蔓性植物のムベの雌花。本土ではこれの実を好んで食べられます。実は未だ見つけた試しがありません。10から11月に実になるそうなので、こちらも忘れずに確認したいと思います」

リュウキュウの自然 早春の花々

湊さん今回も貴重な映像ありがとうございました以上、リュウキュウの自然でした。