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県は、伊江島の補助飛行場の供用再開を前倒しすべきと指摘し、東京では、訓練に伴う事故も発生していました。
アメリカ軍は、2025年12月10日に嘉手納基地で予定していたパラシュート降下訓練を中止しました。アメリカ軍は、2025年12月10日午後5時から8時まで、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を行うと航空情報で発表していましたが、12月10日になって、この情報が削除されました。
今回の件について、QABでは、軍に問い合わせていますが、回答はありません。
沖縄の基地負担軽減を日米が定めたSACO最終報告で降下訓練は伊江島で行うことになっていますが、軍は、2023年から伊江島の滑走路改修を理由に嘉手納基地で訓練を繰り返しています。
軍による降下訓練をめぐっては、2025年11月20日、東京・横田基地上空で実施した訓練の際、隣接する東京・福生市の児童館の屋上におよそ1キロの部品を落していました。児童館の敷地には、部品が2つ落下していて、そのうち1つをアメリカ兵が、無断で敷地内に入り回収していました。
また東京・羽村市によりますと、2025年11月18日、アメリカ陸軍兵1人が訓練区域の外に着地し、軍が訓練を2日間中止したということです。
訓練による事故が懸念されるなか、県は12月9日、外務省を通してアメリカ軍に降下訓練を実施しないよう強く要請し、12月15日に使用再開の式典が、予定されている伊江島補助飛行場を前倒しすべきだと指摘していました。
