那覇市ののうれん市場の最高齢店主「新垣キクさん」なんと、今月10日に100歳を迎えたんです。誕生日も変わらずに店頭に立ち続ける姿に密着しました。
山城アナウンサー「おはようございます」新垣キクさん「おはようございます」山城アナウンサー「100歳おめでとうございます!」
この日100歳の誕生日を迎えた新垣キクさん。
新垣キクさん「あい!おはよう~ おはよう~」「場所が狭いもんですから(隣の店舗の方が)譲ってくれているわけ」
子育てがひと段落した33歳のとき、夫が作る野菜をキクさんが農連市場で売り、生計を立てました。
新垣キクさん「夫は大里(南城市)に通って野菜作って農連市場で売ってた、わたしが売り子、夫は野菜作る人、上手だったから(買い物客が)褒めてた、62歳で亡くなった。野菜作り上手だった」
Q.旦那さんに会いたいですね? 新垣キクさん「私は夢も見ない」
67年前から、変わらず店頭に立つキクさんの一日を覗かせてもらいました。
午前5時30分
新垣キクさん「玉城さん!トマトは?(指サインで値段交渉)のせて!」
おっと、キクさん!お会計!まだですよ!
兼正青果 玉城優子さん「500円も払ったんだから、ひとつはしーぶんや~って自分勝手に持っていくんですよ!」Qそれでも許される?「年も年だからみんなで可愛がっていこう~って、キクさーん100歳おめでとうございます!ばんざーい!」
「え!おばあちゃん100歳なの!?すごーい テレビで取材もされているさ!がんばっておばあちゃん」
午前8時朝ごはんタイム
新垣キクさん「おかずは毎日(自宅から)持ってくるわけ、ご飯はおにぎり。はい、いただきまーす!おいしい!嫁さんが毎日美味しいのを作ってくれる」
近くの鮮魚店の方「100歳おめでとうございます!はいプレゼント」男の子がみかんのプレゼントも。
子どもたち「おめでとうございます!」新垣キクさん「はい、こっちにおいで!こっちにおいで!120歳なの?90歳!」
おお~沢山のプレゼントが!キクさん!うれしいですね!
新垣キクさん「このおばあはいつの間に100歳になったか、ビックリですよ、みんなに愛されてねみんなに可愛がられているからね、元気もパリパリパリなっています」
知念精肉店 知念静江さん「キクさんはすごいですよ、病気一つもしない、人当たりがいい、明るくて人間性がね、キクさんにあやかって頑張ります」
比屋根せんぎり店 比屋根加余子さん「キクさんがいるから農連市場があるっていう感じ、段々皆、辞めて辞めた中で、キクさんが残ってるからね」
新垣キクさん(120円の値札をおでこに貼って)「安いよ~誰か買ってくれないかね~!」
そんなキクさん、8年前には、こんな目標を語っていました。
2017年11月 のうれん市場移転前 最終日 新垣キクさん(当時92歳)「この時も最年長杖ついて歩くまでは頑張ろうと思います」
場所は変わっても、変わらない思い。
Q.毎日お店に立つのは大変ですか?新垣キクさん「楽しいですか?もう難儀とも思わない、楽しみと思ってるからね。頑張りたいと思っています。支えてくれてやっているから、おばあはうれしいですよ。うれしい~」
午前11時30分閉店
新垣キクさん「お疲れ様でした」「やーかえるー!」「やーかえるよー!」
杖をついても店頭に立ち続ける。
キクさん、40年ほど前に夫のひろしさんが亡くなって以降も、ほぼ、おひとりで店を切り盛りしてきました。そんなキクさんの沖縄戦を、山城アナウンサーが聞いてきました。明後日、木曜日放送予定です。ぜひご覧ください。
