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南城市の古謝市長の2022年の強制わいせつ容疑を検察が不起訴とした件で、那覇検察審査会は10月24日付けで「不起訴不当」と議決していたことがわかりました。
これは南城市の古謝景春市長が2022年12月、公用車の車内で当時運転手だった女性の胸を触ったとして強制わいせつの疑いで書類送検され、那覇地検が2025年2月「嫌疑不十分」との理由で市長を不起訴としたものです。
那覇検察審査会は2025年4月、女性からの申し立てを受け審査し、10月24日「不起訴処分は不当」と議決しました。
審査会は判断の理由を「被害状況に関する供述は具体的であり、当初から一貫し信用性が高い」としていて「目撃者がいない事件で立証は相当程度困難だと理解できるが、そうなるとこの種の犯罪の多くが泣き寝入りとなることも考えられる」と検察に再度捜査を尽くすよう求めました。
元運転手の女性は検察審査会に感謝を述べ「検察に対しては議決を受け止めて適正な再捜査をするよう求める」とし、一方古謝市長は「内容を精査し、弁護士と対応を進めていく」とコメントしています。
検察は事件を再捜査をし、古謝市長を起訴するか判断するとしています。
