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農作物に被害を与えるセグロウリミバエが確認されたことを受け、県はヘリコプターによる不妊虫の放飼を実施しました。
セグロウリミバエは、主にウリ科の農作物に寄生し腐らせる害虫です。県によりますと、2024年3月に本島で初めて確認されて以来、本島の北部や中部、周辺の離島のなど、県内21の市町村に広がっています。
県の病害虫防除技術センターはヘリコプターから生殖能力のない不妊虫およそ125万匹をセグロウリミバエが確認された本部町や久米島、慶良間諸島に放飼しました。
県はこれまでに、不妊虫のさなぎが入ったかごを木の枝に設置していますが根絶を加速させるためヘリコプターでの投下を実施しました。ヘリコプターを使用することで、人が入りずらい原野や山間部などに投下できるほか、短時間で広い範囲での放飼に期待が出来るということです。
県農林水産部病害虫防除技術センター伊禮・信所長は「不妊虫の放飼、引き続き繰り返していくことになります。これから頭数も地域も増やすよう努力してまります」と話していました。
県によりますと、不妊虫の増殖状況によってはフライト数を増やしていく方針で、早期根絶に取り組んでいきたいと話しています。