著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

沖縄には生息していないクイナが2025年7月、西原町で目撃されました。国内でははじめての確認だということです。

懐中電灯に照らされた1羽の野鳥、少し戸惑っているようにヨチヨチ歩くのは東南アジアに生息するナンヨウオオクイナです。7月28日の午後9時ごろ、西原町の住宅街の道路で大学生の高木良哉さんが発見し映像を撮影しました。

県内に生息するヒクイナやオオクイナと似ていますが、今回撮影された個体は脚が赤く腹の部分に白黒の太い縞模様があることから、沖縄野鳥の会が国内では初確認のナンヨウオオクイナと特定したということです。

沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「クイナの仲間はほとんど飛べるが飛翔力が強くない、フィリピンから北上してきた台風8号に巻き込まれて県内に飛来したのではないか」と推測しています。

撮影した大学生の高木さんは「たまたま撮影した鳥が国内初確認と聞いてびっくりした」と話していました。