ここからは、沖縄のことし一年を振り返る年録。きょうは「世相」です。
去年から始まった「令和の米騒動」。県内でも、かつてないコメの価格高騰に揺れました。5キロで2500円前後だった店頭価格はじわじわと上昇し、ことし2月には、ついに4000円台へと突入。
買い物客「高いです、買いしぶっちゃいます」
買い物客「本当に大変ですよあんなに米が上がって、1000円もあがってやってけないよ(はやく備蓄米を)出してほしいです助けてほしい」
金城アナウンサー「販売開始およそ1時間前です。蒸し暑い中ではありますが、お店の前には既に長蛇の列ができています。」
政府による異例の備蓄米を放出。用意した100袋が20分で完売に。
買い物客「良かったです。(いつもの)4000円のお米だったらこれが2個買える。きょうは納豆ごはんにしようね」
「令和の米騒動」は依然として続いているなか、物価高対策として政府が自治体に推奨する「おこめ券」
県内の自治体でも「おこめ券」の配布に向けて動き出しています。
12月、沖縄の最低賃金が初めて1000円台へ踏み出すことに。OCVBが2025年度の入域観光客数「過去最高の1088万人となる見通し」と発表。今年は台湾や韓国からの需要が好調で国際路線も回復、インバウンドの追い風となりました。
7月には、本島北部に大型テーマパーク、ジャングリア沖縄が開業。インバウンド客の回遊性アップとなるか、注目です。
空港で待っていた人「『感動をありがとう』とこれを伝えたいです」
戦後80年の夏、深紅の大優勝旗が15年ぶりに沖縄へ。
眞喜志主将「本当に多くの方々に支えられて、今の自分たちの優勝というのがあるんだなと思いました」
春2回に続く夏制覇は歴史的偉業。
今年も一時代を築いた場所が静かに役目を終えました。52年にわたって生徒に愛されてきた普天間高校の売店。宜野湾市が進めるまちづくり事業の一環で立ち退きと同時に店を畳むことに。
そして、「暮らしの拠点」として親しまれてきた場所も、また一つ明かりを消しました。県内初の大型商業施設、40年の歴史に幕。
幼少期から利用していた客「近くに住んでて、子供の時から一緒に育ってきたようなサンエーだったので、閉店するのは寂しいんですけど、最後に見送ることができてよかったなと思います」
県民のみならず多くの人に愛されてきた沖縄の顔、ミナミバンドウイルカのオキちゃん。半世紀にわたる生涯を終えました。
献花に訪れた人「沖縄のためによく頑張ってくれたなと思って。ほんとありがとうしか…それだけです」
玉城真由佳アナウンサー「圧巻です。色彩が豊かで堂々とした構え。火災からおよそ6年、正殿はここまで蘇りました!」
再び壮大な姿を見せたのは首里城正殿。6年ぶりの雄姿。外観工事は完了し正殿内部での復元作業へ。
首里城正殿は、来年秋の完成を目指します。
このほかにも、オリオンビールの上場など さまざまな出来事があった2025年。
来年はどんな1年になるのでしょうか。
県民「子育ても楽できるように。一番は経済的な改善ができたらね、と思っています」
県民「みんな仲良く、笑顔で過ごしていきたい、子育ても頑張っていきたいなと思っています」
県民(こども)「(せーの)オランダに行ってみたい。(Q.何しよう?)友達に会いに行きたい。引っ越しちゃったから」
男の子「オランダ語とか覚えたら行こうか」
女の子「オランダ語を勉強したい」
県民「一番、孫が将来平和にどこの国の人とも交流できるように、社会に、世界になってほしい」
