バスケットボール・琉球ゴールデンキングスの話題です。昨シーズン、天皇杯制覇で沖縄のバスケ史に新たな歴史を刻みましたが、チャンピオンシップでは2年連続の準優勝。3年ぶりのリーグ制覇に天皇杯連覇、EASL優勝の三冠をめざし、先週、新加入選手も参加した練習が、公開されました。
三冠を目指す新たなシーズンに向けて動き始めたキングス。ロスター・選手登録は16人。選手層に厚みを持たせています。
新たに加わったのは、昨シーズン・ファイティングイーグルス名古屋でプレーしていた佐土原遼(さどはら・りょう)。身長192センチ97キロの恵まれた体格でフィジカルの強さと得点力が魅力のフォワード。昨シーズン、58試合に先発出場して1試合平均12.8得点、日本代表としてもプレーしました

佐土原選手「このチームに来れてうれしく思いますし、このチームの力になれたらなとすごく思ってます。いろんなことを試しながら、失敗するとは思いますけど、開幕の10月までには万全な状態でチームにフィットしてキングスのユニフォームを着てプレーするので楽しみに見に来てくれたらうれしいと思います」
記者から沖縄で驚いたことを聞かれると。
佐土原選手「雨みたいな急に雨降って、でも傘を差さない沖縄人はすごいな~」
そして、もう一人!キングスと同じ地区・長崎ヴェルカから加入したポイント・ガードの小針幸也(こばり・こうや)。身長172センチ、72キロでスピードとキレのいいドライブが武器で、今シーズン一緒にプレーする佐土原(さどはら)とは同じ神奈川県出身で同学年でもあり、国体では同じチームで戦った経験があります。

小針幸也選手「新しい僕と佐土原が入って優勝してというのはおこがましい話なんですけど、ラストピースになれるように、自分の強みを最大限このチームに落とし込んで三冠獲れるようにみんなで頑張っていくので、よろしくお願いいたします」
あこがれていた選手を聞かれると。
小針幸也選手「並里選手はすごい好みのプレースタイルもあって、すごくトリッキーなプレーだったり、華がある選手だったので、高校・大学と映像見てまねたりしてました。」
5シーズン連続でチームを率いる桶谷ヘッドコーチも手ごたえを感じています。

桶谷大ヘッドコーチ「佐土原、小針、練習生中村をふまえて良い雰囲気で今ワークアウトが進んでいるなと思います。外から見てても、まだみんなコンディション上がってない中でもすごく楽しみなものを持ってる、個性を持っている選手たちが揃ってきたなと思っているので。今もすごく、これからチームが仕上がっていくの個々が仕上がっていってチームになっていくのを楽しみにしています」
昨シーズン終盤、ケガで欠場していた岸本隆一もこの日は、元気な姿で練習をこなしていました。
今後、海外遠征中の昨シーズン新人賞をとった脇真大や、外国籍・帰化選手が合流する予定で目指す「三冠」に向けて、汗を流していきます。

佐土原選手、小針選手のキングスのユニフォーム着てプレーする姿が楽しみですね。キングスの今後のスケジュールは、アイランドゲームス2025で来月4日に、元キングスに所属したカール・タマヨが所属する韓国の昌原(チャンウォン)LGセイカーズを沖縄に招いて対戦。来月12日には、オーストラリア・パースでの国際大会に参加します。
そして、帰国後には今シーズンB1に昇格したアルティーリ千葉ホームで2連戦行い、いよいよ10月4日に、ホームで開幕戦を迎えます。