著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
現在の指定管理者が撤退する可能性があり、2026年度から島に医師がいなくなる可能性があります。与那国町議会の議員団が県庁を訪れ、町の診療所について県立の施設へと移行するよう要請しました。
町議会などの説明では、与那国町診療所を指定管理している地域医療振興協会が、医師の継続確保の困難さなどを理由に2026年3月の契約満了をもって「撤退せざるをえない」と回答しているということです。
町の診療所は、島での唯一の医療機関で常駐医師がいなくなる可能性もあることから町議会は、県に診療所を県立に移行するようもとめる意見書を可決。
2025年6月11日に崎元議長ら議員団が、県庁を訪れ糸数・保健医療介護部長に要請書を手渡しました。議員からは、「無医村になることは避けてほしい」「人口減少につながりかねない問題だ」と訴えが聞かれました。
糸数公保健医療介護部長は「県ができる支援について与那国町とも連携して、急いで取り組んでいきたいと思う」と話しました。
糸数部長は、県立医療所への移行について「調整事項が多く即答が難しい」と回答しました。
与那国町議会・崎元俊男議長は「国民保護法など、国がやりたい政策だけ勝手にやって地元の声を聞かない状況に陥っているのではないか。議会としては地元の声もきっちり拾ってもらって、住民の安心安全のための医療体制は最低限のことだと思う」と述べました。
県は、2025年6月16日の週にも職員を与那国町に派遣し、意見交換を行うとしています。